VIVID BRASS TOKYO
Since 1995

これまでのゲスト出演者

山本 武雄

山本 武雄 Takeo Yamamoto

指揮 / Conductor

1941年甲府生まれ、1961年東京藝術大学音楽学部器楽学科(トランペット専攻)に入学、トランペットを中山冨士雄氏に師事、在学中より金管アンサンブルや吹奏楽団の研究に努める。1965年卒業。卒業と同時に東京藝術大学管弦楽研究部のトランペ ット奏者として勤めるかたわら、金管アンサンブルなどを行っている。
金管バンドの魅力を知り、1972年東京プラスソサエティを創立し、英国スタイルの金管バンドの研究と普及に努めている。英国バンド指導者との交流や、英国チャンピオンシップの視察のため1977年、1978年と英国に渡り、1979年には英国のバンド指導者リチャード・エバンス氏を日本に招き各地で講演会・演奏会を行う。
1980年には英国チャンピオンバンド “レイランド・ヴィーグルスバンド” を日本に招聘し、各地で演奏会を行う。この年、ハリー・モーティマ氏を会長とする英国ナショナルプラスバンド協会から、功労賞を授与され、英国ブラスバンド協会会員の資格を与えられる。1981年には英国プラスバンド協会からの招待により渡英し、全英ナショナルチャンピオンシップのアドバイザーとして各国の指導者との会議に出席、 “ヨーロピアンチャンピオンシップ” “ワールドチャンピオンシップ” について話し合う。1984年ヨーロピアンチャンピオンシップの視察のために渡英、第1回ワールドチャンピオンシップを1988年に英国で開催することを決定した。
日本の英国スタイルの金管バンドを普及するために青少年バンドの育成に力を注ぎ、1985年1月厚生省による “子どもの城全日本ユースバンド” を創立し、その音楽監督を引き受ける。1988年3月より1989年2月まで、日本政府による文部省長期在外研究員として英国およびヨーロッパ各国に渡欧し、英国の王立音楽院、サルフォード大学において “金管楽器の合奏指導法” および “一般社会におけるバンド活動” の研究を行う。英国ブラスバンド協会より指導者資格を与えられ、ハリー・モーティマ氏主催のプラスバンドサマーコース指導講師や英国プラスバンドコンテストの審査員として活躍するほか、プラックダイクミルズ、フェアリー、フォーデン、レイランド、デルフォード、スウィントン等のチャンピオンバンドの各演奏指導者をつとめる。BBC放送の “リッスントゥーザバンド” 番組で日本のバンド界を紹介すると同時に、番組制作に協力する。
英国ナショナルチャンピオンシップ、ブリティッシュオープンチャンピオンシップや各地のコンテストに参加し、アドバイスを行うほか、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、ベルギー、スイス、フランス、イタリア等ヨーロッパ各国のバンド活動を視察。スイスナショナルバンドコンテスト、オランダナショナルバンドコンテストに招かれ各国の指導者と交流する。 1998年に日本吹奏楽アカデミー賞を授賞。日本管打吹奏楽学会、日本吹奏楽指導者協会、 “21世紀の吹奏楽” 実行委員会等において吹奏楽の指導、客演指揮、審査員を務める。
現在、日本プラスバンド指導者協会理事長、洗足学園音楽大学教授・プリティッシュブラスチーフディレクター。

Tenor Hornの表記について

日本国内ではこの楽器の名称として、「テナーホーン: Tenor Horn」「アルトホルン: Alto Horn」の2通りの呼び方がありしばしば混乱を招いていますが、VBTでは英国での呼び方にならい「テナーホーン」と表記します。ちなみに「アルトホルン」は米国、日本の管楽器メーカーがそのように表記しています。