チューバソリスト・国木伸光のコメントComment of KUNIKI (Tuba)

フィリップ・スパーク作曲「テューバ協奏曲」本邦初演。
本邦初演になるこの曲、世界でも2回目の演奏です。テューバの魅力に引き込まれる事でしょう。


ちょうど1年前のゴールデンウィーク(2006年)にスパーク氏と仕事で一緒になる機会がありました。その時の打ち上げでの会話です。

国木『来年VBTでテューバのソロをやるのですが何かお奨めの曲ありませんか?』
スパーク氏『今ちょうど書き終わったばかりの曲があるのでやらない?まだ出版されていないんだけど。』
国木『ほんとですか?それは是非やらせていただきたいです!』
スパーク氏『やりましょう』
国木『難しいですか?』
スパーク氏『・・・・・・』
国木『どんな感じの曲ですか?他の楽器にもコンチェルト書いてますけど難しいですよね?その曲もやっぱり難しいですか?』
スパーク氏『・・・・・・、音域は、下は○から上は○までです。』
国木『・・・、そうですか・・・是非やらせ下さい。』
スパーク氏『それでは後日楽譜を送ります。』
国木『よろしくお願いします!』

そんな流れで今回のコンチェルトにたどり着きました。
ありがたいお話しです。
楽譜が届きました、『やっぱり難しい!』
今日はリハーサル初日(2007年5月9日)
音源もなくひたすら一人でさらってはいましたが、やはり全員でやると更に良い曲です。
人間的にも素晴らしい方で、これからも沢山の曲を書いていただきたいです。

国木伸光