VIVID BRASS TOKYO
since 1995

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2016-01-25

第15回定期公演

The 15th Regular Concert

2011年5月22日(日)
杉並公会堂 大ホール
JR中央線・東京メトロ丸ノ内線
荻窪駅北口から徒歩5分
アクセス

開場 13:30 開演 14:00

指揮:時任康文

フィリップ・スパーク委嘱作品 
世界初演!!
曲名は「VIVID BRASS」!
P.スパーク氏からコメントも届きました。
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時任氏の第14回定期公演(2010年)のインタビュー動画はこちら

全席自由席
前売り料金
一般   :¥4,000-
高校生以下:¥2,500-

15teiki.pdf
VIVID BRASS TOKYO

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時任康文

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Philip Sparke

ジュゼッペ・ヴェルディ:「運命の力」序曲
  Giuseppe Verdi:La Forza del Destino

ピエトロ・マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲
  Pietro Mascagni:Intermezzo “Cavalleria Rusticana"

フィリップ・スパーク:長く白い雲のたなびく国~アオテアロア~
  Philip Sparke:The Land of the Long White Cloud “aotearoa”


フィリップ・スパーク:ヴィヴィッド・ブラス<委嘱作品・世界初演>
  Philip Sparke:VIVID BRASS

フィリップ・スパーク:スカラムーシュ
    ユーフォニアム ソロ:荒木玉緒
  Philip Sparke:Scaramouche
    Euph. Solo:Tamao ARAKI

ピーター・グレイアム:キャッツ・テイルズ
  Peter Graham : Cats Tales
    1.Catalonia
    2.Cat Walk
    3.Scat
    4.Catnap
    5.Toccata

P.スパーク氏からのコメント

Comments from Philip Sparke

 旧知の演奏家のために曲を書くことは、いつも私を満足させる経験ですが、その演奏家が、さらに皆さんの友人であるならば、喜びは倍になります!

 私は、VBTとの仕事をいつも楽しんできました。そして、2009年に私達が開催したコンサートは、私の最も貴重な音楽的思い出の1つです!私は、彼らのために新しい曲を書き上げることができました。そして、この偉大なバンドのエネルギー、技術、精神をこの曲で引き出せる事を願っています。

 私は既に、頭の中で彼らがこの曲を演奏しているのを聴く事が出来ます。私は、彼らがこのコンサートで素晴らしいサウンドを奏でることを知っています。

 VIVID BRASSの幸運を願っています!

フィリップ・スパーク

Writing a piece for players I know is always an satisfying experience, but when the players are also yourfriends, then it is doubly enjoyable!

I have always enjoyed working with VBT and the concert we gave in 2009 is still one of my most preciousmusical memories! I have now been able to write them a new piece and hope to have captured theenergy, skill and spirit of this great band.

I can already hear them playing it in my head and I know they willsound great in the concert.

Good luck and best wishes VIVID BRASS!

Philip Sparke

P.スパーク氏によるプログラムノート

Program notes from Philip Sparke

 『Vivid Brass』は、VIVID BRASS TOKYO(コンサートやレコーディングの為に集まったプロ演奏家によって構成される金管バンド)によって委嘱された。フィリップ・スパークは、たびたび、このバンドの客演指揮者をしてきたが、5月22日に行われる彼らの2011年定期公演の為に新しい曲の作曲を頼まれた事を大いに喜んだ。
 
 曲は、リズミカルなユニゾンのファンファーレ(ゆくゆくは主調の変イ長調に落ち着く)で始まり、次第にE♭のユニゾンに静かに収束していく。その後、低音部のコラールに重なるようにコルネットが鐘のような音型を演奏する。束の間のクライマックスの後、音楽は、悲しげなユーフォニアムのソロを導く為に、今一度静かになり、ソロのバックでは、再びコルネットが鐘ような音型を奏でる。そして、情熱的なフル・バンドのパッセージが、トロンボーンの三重奏へと導いた後、アップ・テンポ部分へと誘うオープニングのファンファーレが再び現れる。シンコペーションと音階のホーンのメロディが現れ、これは、変拍子の橋渡しパッセージを経た後、バンド全体のメロディとしても取り上げられる。続いてトロンボーンのソロが、ジャズ・ワルツによってムードを変え、それがバンド全体によってさらに繰り返される。しばし提示されるオープニングのファンファーレが、新しいバージョンのホーンのメロディと最後の再現部へと引き戻すと、リズミカルなコーダ部分が、曲を力強い終演へと運ぶ。

フィリップ・スパーク

VIVID BRASS
Philip Sparke

Vivid Brass was commissioned by Vivid Brass Tokyo, a brass band which is made up of professional players who meet up for concerts and recording projects. Philip Sparke has been a frequent guest conductor with the band and was delighted to be asked to write a new piece for their 2011 Regular Concert which took place May 22nd that year.

The work opens with a rhythmic unison fanfare which eventually settles into the home key of Ab major. This subsides back to a unison Eb before the cornets play a bell-like figure over a modal chorale in the lower band. After a brief climax, the music calms once again to introduce a mournful euphonium solo, again under bell-like cornets. A passionate full-band passage introduces a trio for the trombones before the opening fanfare reappears to usher the faster section of the work. A syncopated and modal horn tune emerges and this is taken up by the whole band after a mixed-meter bridge passage. A solo trombone changes the mood with a jazz waltz which is again repeated by the full band. A brief reference to the opening fanfare leads back to a new version of the horn tune and eventual recapitulation before a rhythmic coda brings the work to an emphatic close.

コンサートレポート

Concert Report

これから日本のブラスバンドの先頭に立ち、アカデミックな演奏をますます発表していく「ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ」に期待しています。

 日本のトッップ金管楽器奏者で編成された「ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ」は、金管楽器と打楽器の合奏、いわゆるブラスバンド(金管バンド)の携帯をとった合奏団であるが、ただ単にブリティッシュ・ブラスのサウンドを求めるだけでなく、「新世代のブラスバンド」を目標にしています。金管楽器と打楽器のみで「どのような音楽表現が可能か」の研究もしており、いままでにも日本初演の曲を数多く発表してきました。

 今回もフィリップ・スパーク氏に新作を委嘱し、その曲名も《ヴィヴィッド・ブラス》といくオリジナル曲を世界初演しました。この曲が世界中で演奏されることにより、日本におけるブラスバンド界の地位も上がり、ヴィヴィッド・ブラスというプロのブラスバンドが世界中に広まります。私たちブラスバンドを愛する者にとって、この上のない喜びです。

 15年を迎えたこのバンドは、常任指揮者を置かず、常に第一線で活躍する指揮者を迎えていますが、今回の客演指揮者、時任康文氏は何度となくこのバンドと共演しており、バンドとの心意気もよく合っており、あたかも常任指揮者のような感じにも受け取れます。

 時任氏はオペラやオーケストラの仕事が多いようですが、金管楽器にも精通しており、このバンドを自分のバンドのように育て、音楽を表現しようとする姿がわかります。バンドも指揮者の音楽表現に応えようと一生懸命でしたが、ときどきその一生懸命さが表に出てしまう感じの所もあったようでした。特に前半のヴェルディ《運命の力》序曲やマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲は、指揮者の音楽的で表情豊かなな指揮ぶりと、出てくるサウンドに多少のギャップがあったように感じました。実際、金管楽器と打楽器のみの合奏で、オーケストラのサウンドや音楽表現をするのは難しいとは思いますが、できたら金管楽器で表現できる可能性を前面に出してもよかったと思います。 

 オリジナル作品であるスパーク《長く白い雲のたなびく国~アオテアロア~》はこのスタイルのバンドによく合った響きや作風であるため自然と素晴らしいサウンドになっていました。ときどき声部のバランスの乱れは感じましたが、音楽の流れや曲のまとめ方は大変すばらしかったです。

 2部はオール・オリジナル作品でした。バンドも指揮者と一体となったすばらしい演奏を聴かせてくれました。新作のスパーク《ヴィヴィッド・ブラス》は誰が聴いてもこの作品はスパークだとわかるような曲で、おそらくこの後も世界中で演奏される予感がします。ユーフォニアムの荒木玉緒氏を独奏者として演奏された《スカラムーシュ》は、本来バリトンホーンのソロで聴くことが多いですが、ユーフォニアムのソロ曲としても充分聴きごたえがありました。演奏技術はもちろん、何よりも音楽を楽しんでいて、聴衆に音楽のすばらしさを与えてくれた好演でした。

 今回の演奏会で一番楽しめた曲はピーター・グレイアム《キャッツテイルズ》でした。ヴィヴィッド・ブラスの良い面がすべて出ていました。フリューゲルホーンのソロも見事でしたし、トロンボーンのソロは大変音楽的、かつ聴衆にアピール性もありすばらしい。その他のソロもヴィヴィッドならではと思えるノリの良さでした(コルネットは立奏でもよかったかも)。私も2年前ブラック・ダイク・バンドと洗足ブリティッシュ・ブラスの合同で、英国においてこの曲を演奏しましたが、そのときよりも今回の演奏の方がよかったと思います。 

 これから日本のブラスバンドの先頭に立ち、アカデミックな演奏をますます発表していく「ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ」に期待しています。

  山本武雄
            洗足学園音楽大学教授
                  日本ブラスバンド指導者協会理事長

さすが時任康文氏!さすがVIVID BRASS TOKYO! 

 一部はヴェルディ「運命の力」より序曲で始まり、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲、スパーク「長く白い雲のたなびく国~アオテアロア~」の三曲。時任氏とvivid brassの足し算が最高だ。とりわけイタリアオペラの演奏は秀逸で、金管バンドでこんな表現が出来るのはここだけだなと素直に感服。長いきわめて美しいフレージング、自然な音楽の呼吸、ドライブ感。この二曲を聴いただけで演奏会の成功を確信した次第である。

 20分の休憩を挟み二部はVivid Brass Tokyoの委嘱作品で世界初演「VIVID BRASS」で華々しく始まる。初演を得意とする時任氏とのタッグがここでも功を奏し大成功。vivid brassと団体名が入っているため他団体はプログラムにのせずらいとは思うが、そう考えることが杞憂に思えるくらいの佳作。引き出しの多い作曲家P.スパーク、齢60にしてさすがの筆致である。 
 続く二曲目もスパーク。名人荒木玉緒氏が魅せるユーフォニアソロ「スカラムーシュ」。荒木氏の艶やかで瑞々しい音色でホールは埋め尽くされ夢のようだった。
 三曲目は毛色が変わりピーター・グレイアム「キャッツ・テイルズ」。もうノリノリ。なかでもトロンボーン伊藤吉隆氏のソロは出色で聞き惚れた。こういう作品との相性も良いんだなと最敬礼。

 盛大な拍手に応えアンコール。最後の「アメージングレイス」明日も良い事がありそうだなとみんなを暖かく包み込む祈りのような演奏だった。

 この演奏会収益の一部は東日本大震災、ニュージーランド大地震のための義援金として送られる。一部最後の曲「長く白い雲のたなびく国~アオテアロア~」はニュージーランドが題材として取り上げられている。
 演奏が素晴らしいのもそうだが、音楽家として何が出来るかという心意気が伝わってくる温かな演奏会であった。

ユーフォニアム奏者
大野 和之

「吹奏楽のひびき」放送

2012年6月17日(日)
午前8時10分~9時00分

6月23日(土)再放送
午後8時10分~9時

2011年5月の第15回定期公演から

放送予定曲
フィリップ・スパーク:長く白い雲のたなびく国~アオテアロア~
  Philip Sparke:The Land of the Long White Cloud “aotearoa”

フィリップ・スパーク:ヴィヴィッド・ブラス<委嘱作品・世界初演>
  Philip Sparke:VIVID BRASS

フィリップ・スパーク:スカラムーシュ
    ユーフォニアム ソロ:荒木玉緒
  Philip Sparke:Scaramouche
    Euph. Solo:Tamao ARAKI

ピーター・グレイアム:キャッツ・テイルズ
  Peter Graham : Cats Tales
    1.Catalonia
    2.Cat Walk
    3.Scat
    4.Catnap
    5.Toccata

お知らせ

Information

このコンサートの収益金の一部は、ニュージーランドと東日本大震災に日本赤十字社を通じて寄付されます。

このコンサートでは、聴覚に障害をお持ちの方にも演奏をお楽しみいただくために「体感音響システム」を使ったお席(無料)をご用意しております。ご希望の方は下記へ直接お問い合わせください。
パイオニア(株)「身体で聴こう音楽会」事務局
FAX:044-580-4014 TEL:044-580-1062

身体で聴こう.pdf
詳しくはコチラへLinkIcon

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